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設計段階で製品コストの80%が決定する

設計段階の重要性

 数ミクロンから数十ミクロンの加工精度が求められる精密加工においては、汎用加工品以上に設計段階からのVE/VAが重要となってきます。如何に「加工の工数を削減できるか」、「品質の精度を如何に容易に出すことができるか」などは設計段階で決まります。そのため、製品のコストは設計段階で80%が決定すると言われているのです。

調達段階での代表的なコストダウン手法

設計段階での代表的なコストダウン手法は加工工数の削減や品質を実現するための工程設計になります。数ミクロンから数十ミクロンの精度を必要する精密加工では、より設計段階での工夫が部品を加工する際のコストダウン要素を決定するのです。

調達段階での代表的なコストダウン手法

調達段階での代表的なコストダウン手法は、部品の仕入先への価格協力、相見積による価格競争からのコストダウンなどがあげられます。精密加工では特殊な材質の品質も重要となりますが、基本的に設計者が決定した材料の調達が中心となります。

調達段階での代表的なコストダウン手法

生産現場では設計者がかいた図面に従って部品を加工していきます。仕様を満たすために、最適な加工を選択し、少ない工数で求める品質と形状に仕上げていきます。生産現場でのコストダウンは工数の削減などの現場のカイゼンが中心となります。

生産プロセスの川上に位置する設計段階の図面によって、調達は材料調達、生産現場は部品を加工します。そのため、製品コストは設計段階70~80%が決定すると言われ、製品のコストダウンは設計段階が最も重要といえるのです。

精密加工とは