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1.組み合わせ部品におけるR取のポイント

Ⅱ-ⅱ.加工コスト削減のポイント [形状加工編]

相手部品がわからない場合に、こちらが加工する図面に逃がし加工の指示があれば、その加工ができます。もし相手部品のピン角をRにすることが可能であれば、逃がし加工が不要になり、切削工具の選択の幅や加工条件が良くなるのですが、その判断ができません。

相手部品の角にRをつけることで、当初よりも径の大きいエンドミルを使用することが可能です。その結果、エンドミルの剛性が強くなる側面加工時に工具の倒れがなくなることで、加工スピードと精度が向上します。

単体の部品毎に加工を考えるのではなく、組み合せ部品全体で考えることで、最適な加工ができます。組み合せ部分の形状を設計段階で互いのワークの形状を確認した上で、加工工数の少ない形状に設計することがコストダウンにつながります。

Ⅱ-ⅱ.加工コスト削減のポイント[形状加工編]